志村けんさん死去で明るみになった新型コロナ患者火葬の裏法律

　
タレントの志村けんさんが、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなりました。
お兄さんでさえ、志村さんのご遺体と面会できず、そのまま火葬されてしまったのです。

日本では通常死後24時間は火葬できないのですが、志村さんの件で新型コロナウイルス患者の火葬に関する「裏法律」が明るみになりましたね。

新型コロナ患者の遺体は死後24時間以内でも火葬できる

日本の法律では通常、人が亡くなると24時間以内は火葬できません。
しかし、志村けんさんのケースのように新型コロナウイルス感染者が亡くなった場合、死後24時間以内でも火葬できるという裏法律(っていう程でもないんだろーけど)があるのです。

志村さんの火葬は死後24時間後以降でしたが、どうもお兄さんのインタビュー聞いてると、亡くなって半日後に火葬されていてもおかしくない状況だったことがわかります。

1類感染症は死後24時間以内に火葬

志村けんさんを襲った新型コロナウイルスは、指定感染症のうち「2類感染症」という部類に入ります。

2類感染症だと「24時間以内に火葬できる」という状態ですが(病院のルールにもよりますが)、1類感染症だと「24時間以内に火葬しなければならない」なのです。
1類っていうと、エボラ出血熱などが挙げられます。

新型コロナ患者　納体袋に入れ棺に収め火葬

亡くなった人が新型コロナウイルス感染者である場合、ご遺体は納体袋に入れた上で棺に収め、火葬するのが望ましいとされています。

遺族の気持ち次第で、納体袋に入れずそのまま棺に収める場合もある。

亡くなってもなお感染リスクがあるためです。

志村けんさん兄　ご遺体と対面できず

新型コロナウイルス感染者が亡くなった場合、葬儀会社や故人の入院していた病院の対応により、ご遺体との対面の可否は分かれます。

志村けんさんのケースでは、親族の方でもご遺体と対面できず、火葬場にも立ち会えなかったのです。
志村さんのご家族は、亡くなったという事実だけ聞かされて、ご遺体にも会えずお骨になって家に運ばれてくるを待つという状態だったのです。
温情も何もあったもんじゃない。

新型コロナウイルス感染者　火葬後に通夜・葬儀か

新型コロナウイルスに感染して亡くなった場合、火葬されるまでお通夜や葬儀が行われることは通常ありません。
そういったものが行われるとしても、火葬してお骨になった後なのです。

ご遺体のお顔が見られない葬儀って、違和感があります。
亡くなったという実感も持てないのでは？