2024年2月10日土曜日

「世界のオザワ」小澤征爾さん死去 20年間闘病続き食道全摘出も

心よりご冥福をお祈りいたします。



「世界のオザワ」指揮者の小澤征爾さん死去 88歳

指揮者の小澤征爾さんが2月6日、心不全のため東京都内の自宅で亡くなったことがわかりました。

88歳でした。

小澤さんは1935年、旧満州生まれ。

小学生時代に日本に引き揚げました。

桐朋学園短期大学卒業後にフランスへ渡り、1959年にブザンソン国際青年指揮者コンクールで優勝。

指揮者としての頭角を現した小澤さんはNHK交響楽団に招かれ、日本での指揮者活動を始めます。

しかしN響のメンバーとの不和ときっかけに再び海外を拠点に活動。

その後1973年から2002年まで、世界5大オーケストラの1つであるボストン交響楽団の音楽監督を務めました。


音楽界の第一線で活躍し国内外で活躍した小澤さんは「世界のオザワ」と呼ばれています。

またアメリカ・マサチューセッツ州のボストン市では2020年、小澤さんの誕生日である9月1日を「Seiji Ozawa Day」(小澤征爾の日)と定められました。



小澤征爾さん 私生活では2度の結婚

小澤征爾さんは1962年にピアニストの江戸京子(1月死去)さんと結婚。

そして1966年に江戸さんと離婚し、その後1968年にモデルでファッションデザイナーの入江美樹さんと再婚します。

その後長女の小澤征良さん、長男の小澤征悦さんが誕生しました。



小澤征爾さん2000年代は闘病続く…食道全摘出も

2000年代に入ってから小澤征爾さんは体調を崩しがちになります。

2005年には白内障の手術を受け、翌2006年には帯状疱疹や角膜炎を発症しました。

また2010年には食道がんを公表し食道を全摘出、2015年には腰椎棘突起、横突起骨折に見舞われます。

さらに2018年には大動脈弁狭窄症と診断されました。

主な疾病だけでもこれだけの病に見舞われた小澤さんですが、車椅子に乗ってステージに登場するなど晩年まで精力的な活動をしました。

0 件のコメント: