2024年1月13日土曜日

タックル問題や背任事件で物議の「日大のドン」田中英寿元理事長が死去

タックル問題や背任事件など晩年は黒いところがどんどん出てきましたね。



日本大学元理事長の田中英寿氏が死去

日本大学の元理事長である田中英寿氏が亡くなっていたことが1月13日にわかりました。

77歳でした。

2021年まで日本大学の理事長を務めていた田中氏は2023年末に体調を崩し、入院していました。



田中英寿元理事長 相撲部監督経て「日大のドン」として君臨

田中英寿元日本大学理事長は日本大学在学中に相撲部で活躍し、学生横綱として名を馳せたことがありました。

1983年からは日大相撲部の監督に就任し、舞の海などの力士を育成し角界に送り出していました。

1999年には日大理事となり、その後常務理事を務めます。

理事長に就任したのは2008年のこと。

2021年に辞任するまで「日大のドン」として君臨していました。



日大田中英寿元理事長 タックル問題に続き背任事件で逮捕も

田中英寿のキャリアに陰りが出てきたのは2018年に起きた日本大学アメフト部の悪質タックル問題がきっかけ。

当時関西学院大学との試合で日大アメフト部の部員が関学の部員に対しタックルをしました。

関学大の部員はタックルによってけがをしています。

タックルを仕掛けた部員はコーチなどから圧力をかけられタックルをしたことがわかっており、日大は日本中から批判を受けることに。

そんな中当時理事長であった田中英寿氏のタックル問題への対応の悪さも指摘されていました。


さらに2021年11月には、日本大学板橋病院の建て替えをめぐる背任事件逮捕されています。

病院を建て替えるにあたり医療機器の購入費を日大に請求する際、計約2億円高い契約を結ばせて大学側に損害を与えたとして所得税法違反容疑で逮捕されたのです。

この背任事件では田中氏以外の日大理事長らも逮捕されました。

そして同年12月に田中氏は日大理事長を辞任しました。



田中英寿元日大理事長 妻経営のちゃんこ屋でもキックバック授受

日本大学板橋病院の背任事件をめぐり、田中英寿氏は大学側に損害を与えた一方で他の元日大理事長などからキックバックを受け取っていたことがわかっています。

金銭を授受した場所は東京都内の飲食店であることもあれば、田中氏の妻が自宅で経営するちゃんこ屋であったこともありました。

加えて妻を介して金銭を受け取ったこともあったということです。

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