車に頼らなくても良い生活の実現は本当に大切だと思う。
飯塚幸三受刑者が死去 池袋暴走事故で服役中
2019年に発生した池袋暴走事故で禁固5年の判決を言い渡され服役中だった旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三受刑者が、10月26日に亡くなったことがわかりました。
93歳でした。
飯塚受刑者の死因は老衰だということです。
池袋暴走事故遺族「複雑な気持ち」
池袋暴走事故では飯塚幸三受刑者の運転する乗用車が通行人らをはね、11人の死傷者が出ました。
この事故で当時31歳だった松永真菜さんと当時3歳の長女、莉子ちゃんが死亡。
遺族らは飯塚受刑者が服役中に亡くなったことについて「複雑な気持ち」「刑期を全うできなかったことが残念」と心境を述べました。
遺族「若年者と高齢者の対立構造」懸念
池袋暴走事故の犠牲者である松永真菜さん、莉子ちゃんの遺族である松永拓也さんは2人を失って以来交通事故を減らすための活動をしています。
そんな中、松永さんは飯塚幸三受刑者から「世の中の高齢者の方に免許を返納するように伝えてください」という言葉をかけられたといいます。
高齢者社会の日本では「車を運転し続けたい」という高齢者と「免許を返納してほしい」という家族が衝突するケースが多いです。
事故当時87歳だった飯塚幸三受刑者が起こした池袋暴走事故をきっかけに免許を返納したという高齢者もおり、この事故は高齢者の免許返納に関する問題に影響したといえます。
一方で松永さんは免許の返納をめぐり「若年者と高齢者の対立構造」ができ上がることを懸念しており、免許返納についてだけ考えるのではなく高齢となった人たちが車に頼らず生活できる社会を築くべきであると投げかけています。
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