心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ドラえもん役 大山のぶ代さん死去
ドラえもん役で知られた声優の大山のぶ代さんが9月29日に老衰のため亡くなったことがわかりました。
90歳でした。
大山さんは1979年から2005年までドラえもん役を務めました。
晩年はアルツハイマー型認知症を患い、介護施設で過ごしていました。
大山のぶ代さん 2人の子どもとの死別
大山のぶ代さんの夫は2017年に亡くなった俳優の砂川啓介さん。
砂川さんと結婚後大山さんは第1子を授かりますが、妊娠7ヶ月で死産を迎えます。
その後長女が誕生したものの、長女は心臓と肺の疾患を抱えており生後3ヶ月で亡くなりました。
2度にわたって我が子との死別を経験したのち、大山さんは妊娠することに恐怖を感じる状態に。
その後大山さんと砂川さんが子どもを授かることはありませんでしたが、大山さんは砂川さんを「お父さん」と呼ぶこともありました。
2015年アルツハイマー型認知症を公表 ドラえもんの声優であることを忘れるも…?
大山のぶ代さんは2012年にアルツハイマー型認知症の診断を受けます。
夫の砂川啓介さんは当初大山さんのイメージが崩れることを恐れアルツハイマーの公表を慎重に考えていました。
しかし誤った情報が流れるリスクやアルツハイマーを隠し続けることへの心理的な負担があったことから、2015年砂川さんは大山さんと話し合った上でアルツハイマーの公表を決意。
TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」にゲスト出演した際、砂川さんは大山さんがアルツハイマーと診断されたことを公表しました。
またアルツハイマーの影響か、大山さんは自身がかつてドラえもんの声優を務めていたことを忘れてしまったようです。
砂川さんがテレビでドラえもんを見せても大山さんはピンとこない様子だったといいます。
しかしドラえもんの姿を見て、大山さんが「このタヌキは面白いね」と話したというエピソードも。
ドラえもんに関係する記憶を失ったことで、第三者の目線でドラえもんを見つめる機会があったということでしょうか?
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