同じ意味の言葉と思われがちな法事と法要。
これらの違いについて、あなたは説明できますか?
法事と法要の違い
まず法要は僧侶にお経をあげてもらうこと。法事はお経の後のお食事の場面まで含んだ行事を指します。
大きくは違わないものの、細かい部分が異なりますね。
また法事についてですが、弔事だけを指すのではなく仏教行事全般を含みます。
お釈迦様の生誕日(4月8日)に行われる「花まつり」や1月1日に行う「元旦会」、さらには仏前結婚式も法事の中に入ります。
法要は故人のための大切な儀式
仏教では初七日とか、四十九日とかありますよね。仏教では、法要を行う日が決まっています。引用元:法事と法要|いい葬儀
宗派によって様々な考え方がありますが、日本の仏教では人が亡くなってから四十九日まで(中陰)が忌中とされ、四十九日目(満中陰)に来世の行き先が決まると考えられています。そして、四十九日までは七日ごとに忌日が設けられており、それぞれ法要が営まれます。
こうした法要は故人の冥福を祈るための大切な儀式なんです。
法要を行うことで故人は極楽浄土へ向かうことができるとされているので、ないがしろにしてはいけません。
法事の服装は喪服?
法事の時も、喪服と同じスタイルでお出かけすることになります。男性は黒いスーツに黒いネクタイ、女性は黒いスーツもしくはワンピースを着用します。
靴やバッグも黒です。
「法事は略礼服で」という認識がありますが、普通の礼服で行くのが無難でしょう。
また、やむを得ない事情で黒いスーツが用意できない場合はグレーのスーツでも大丈夫だそうです。
ただ、念のため施主の方にお断りを入れた方がいいかもしれないですね。
知人・友人が参列するのは初七日と四十九日のみ
葬儀以外に親戚や知人、友人が参列するのは、一般的に初七日と四十九日のみです。それ以外の忌日は故人に近しい人、つまり遺族のみで供養を行います。
ところで四十九日は七七日(なななのか)ともいわれますね。
どうして7日ごとに忌日が設けられているのかというと、故人は死後7日ごとに裁判があるという仏教の考えからです。
四十九日までに7回の裁判を経て、あの世での行き先が決まるんだとか。
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