別にすべてのうつ病患者さんに絶対に言っちゃいけないってワケじゃなくて、その人の病状とか性格とかによるとしかいえないです。
大学は心理学科だったのですが「学校に行けない」といううつ病(自称)の友人に先生が堂々と「頑張れ」連呼してたのを見たことがあります。
さて今回はうつ病の人…というより元気がない人全般に言ってはいけない言葉をご紹介します。
「頑張れ」だけじゃないよ、実は。
「キツい?」
職場で同僚や後輩がげっそりしてたら言いがちですね。でも…あんま言わない方がいいです。
どうしてかというと、あなたに見下されていると相手が思い込んでしまうから。
「キツい?」「しんどい?」といった言葉は、受け手によっては「あなたにはこの程度のこともできないの?」という意味で受け取られてしまう恐れがあります。
あなたにそんなつもりはなくてもです。
キツそうにしてたら「今のプロジェクトキツくね?」とあなた自身が「キツい」アピールをし、相手の話を引き出してあげましょう。
「元気出して」
一般的な励まし言葉ですが、相手に寄り添っていない姿勢が見え見えの言葉です。落ち込んでいる時に「元気出して」って言われたって、無理な話ですよ。
コレを言っちゃうぐらいなら何も言わないでそっとしておいてあげた方がずっといいでしょう。
「それはつらいね」など相手の気持ちに共感してあげるような言葉がいいです。
「頑張んなくていいよ」
「頑張れ」もアカンけど「頑張んなくていいよ」もちょっとアウト気味だゾ~。例えば特定のことをみんなでやってて、誰か1人ダウンしちゃったとしましょう。
こういう場面で「頑張んなくていいよ」と言っちゃうと「私たちは楽やって成果を出している。あなたはフルパワー出してこの程度?」と見下している感が出てしまうのです。
また相手が真面目な人だと「手を抜いたら成果が出せなくなっちゃう。もしかしてこの人私の足を引っ張ろうとしてるの?」と思われてしまう恐れがあります。
「いったん休んだら?」がいいのでは?
「休んだら?」では足りないので、「いったん」「ちょっとだけ」と少しの期間に限定する言葉を付け加えると上記みたく「足引っ張る」とか思われにくいです。
あと「無理しないでいいから」もいいと思います。
「そんなことないよ」
ネガティブな訴えをしている人に対し言ってしまいがち。しかしこういう打ち消す言葉はあふれてくる相手の考えを無理矢理せき止めてしまう言葉なので、相手の気持ちに寄り添えていない感があります。
例えば「あの子が私のこと嫌ってる」という同級生がいたとしましょう。
「そんなことないよ」ではなく「どうしてそう思うの?」など相手の言葉を引き出してあげましょう。
そうすれば相手も話しているうちに「これは思い込みかも」と気付くことがあります。
まとめ
今回ご紹介した言葉はほんの一例です。人によっては上記の言葉を言っても大丈夫だったり、逆に上記以外の言葉でもマズいケースがあります。
ほんの参考程度に見ていただけたら幸いです。
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