2017年2月22日水曜日

会社では教えてくれない!リラクゼーション業界を目指すあなたに知ってほしいこと

2018年卒の大学生はいよいよ3月からエントリー開始ですね!
今回は私が少しの間身を置いていたリラクゼーション業界のお役立ち情報というか裏事情を公開します。

人を癒す仕事に従事できるリラクゼーション業界。
会社説明会や面接では教えてくれない裏事情をお話しします。


リラクゼーション業界では「業務委託契約」がほとんど

面接でも雇用形態に関するお話をされると思いますが、リラクゼーション業界ではほとんどの会社が正社員ではなく「業務委託契約」てセラピストを働かせます。
業務委託契約というのはいわば自営業・個人事業主。
簡単に言えば、「ベッド(場所)をお店から借りて、施術をしている」という考え方です。
ですので、お店に雇用されて働いている、というものではなく、
お店と個人で業務提携をしている、という感覚の方が近いですね。
引用元:リラクゼーション業界の実は⑤〈業務委託〉 - セラピストの日常


注意すべき点は

・社会保険に入れないので自分で国民健康保険に加入する
・年末調整を会社でやってくれないので自分で確定申告をする
・労働基準法の対象外!つまり長時間労働や突然の契約解除もあり!
etc.


業務委託契約を悪用するリラクゼーション企業も

労働基準法で守られないのをいいことに、業務委託契約という働かせ方を悪用しセラピストを痛めつける企業も残念ながら少なくありません。
休日がとれない、休憩なしで10時間、12時間働かされるなど…。
特に新卒の子は世間知らずですから、劣悪な労働環境でも「これが社会だ」って納得しちゃうんです。

リラクゼーション業界のトラブルについては私の別ブログでふれています。ある大手リラクゼーション企業を例にトラブル例を挙げています。


業務委託契約で働くというのは、あなたのお家(会社)と新聞屋(セラピスト)さんみたいな関係です。
あなたが「来月から結構です」と言えば新聞の受け取りを取りやめることができます。
それと同じで、会社が「あなたもういい」とセラピストを切ることも可能なのです。
正社員雇用で突然解雇をしたら、会社はその後の30日分のお給料を支払わないといけません。
でも業務委託契約はそんな手当はつきません。
研修期間で「お前はいらない」と切る悪質な企業も存在します。


ちょっと話ズレますが、個人事業主で働く場合だと身だしなみとか出勤時間だとか会社の言いなりになる義務ないんですけどね、本来。
個人事業主なのに自由が利かず、正社員並みにルールに縛られて働かないとダメなんですよね。ここもリラクゼーション業界の問題点。


リラクゼーション業界 地味に大変なこと

実際過ごしたリラクゼーション業界で、地味に辛かったことを挙げていきます。
いずれも地味なものですが、それが積み重なってストレスになり「こんなはずじゃなかった」につながる恐れがあります。
「こういうことがあるから会社入る前に確認してね!」という事項です。

●爪が伸ばせない

リフレクソロジーなどお客さんの肌に直接触れる施術もありますから、伸びた爪やネイルアートはご法度。
企業によっては「爪の白い部分をすべて切れ」と指示する所も。
休日ネイルアートを楽しみたければ付け爪だけですね。


●親指(母指)を痛める

研修中はとにかくボディケアの施術のための親指作りを徹底します。
リラクゼーション業界では親指は母指といいます。なんでこの呼称にこだわるんだろ??

あなたは親指に自分の体重をかけることはできますか?
私がいた企業では、あくまで目安ですが女性は両手の親指で40kgの圧をかけられないといけませんでした。
男性は50kgぐらい??
自分の圧をチェックする時は体重計に厚めに畳んだタオルを載せ、そこに親指を立てて体重をかけるのです。私は32kgが限界でした(汗)

毎朝親指に体重をかけて腕立て伏せさせられるんですよww
一番しんどい時期は本のページをめくるのも辛いぐらい、親指の痛みが強かったです。

●スピードと丁寧さの両立

素早くベッドメイキングをしたり、素早くお客さんの身体にタオルをかけたり…しかもバサバサやったらキレられるwww
こんなスピードと丁寧さの両立が地味にしんどかったです。
どこの業界でも正確さとスピードはうるさくいわれるんですけど。


●女性社会

マネージャーとか役員は男性ばかりですが現場で働くセラピストは女性が中心。
人間関係は馴染める人は馴染めるし、イジメられる人はすごく!イジメられます。
女性の中にいると、ホントにささいなことでよってたかって危害を加えられるんですよね。
「眼鏡をかけているから」とか小学生のイジメのような理由で!












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